テレワーク導入による働き方改革
なぜテレワーク導入を決めたか?
2016年9月からニューヨークに総合金融商社を作るために会社を2ヶ月離れてアメリカをレンタカーで横断しました。
当時はスカイプで1対1の話し合いができました。ニューヨークとの時差は13時間ですので19時30分に会社へスカイプすると8時30分から始まる朝礼に間に合うのです。10000kmも離れているのに隣にいるように話ができるのです。未来の働き方の可能性を感じました。
2020年2月11日ネット・インシュアランスでテレワークシステムが普通になりかけたときにコロナの第1波が起こりました。すぐコロナ対策BCPを作成しました。まずリスクの高い営業マンが出社しない【第1フェーズ】、事務員も出社しない【第2フェーズ】、社長も出社しない【第3フェーズ】と3つのフェーズに業務を分けて管理をして適応できるシステムを構築しました。
11ネットがテレワークに成功した要因は3つだと思います。
①11ネットのオフィスとニューヨークとの距離が社員にいち早くテレワークの必要性を理解させてくれた。
②コロナ禍という苦難がテレワークの必要性をお客様にも伝えられた。
③3つのフェーズを作ることで違った立場で問題点を見つけられた。
ある日の営業マンの一日
テレワーク導入前
朝4時30分
起床から彼の1日は始まる
朝6時
渋滞回避のために
彼は早く家を出る
朝7時30分
渋滞回避のために
彼は早めの出社
朝8時30分まで
今日の仕事の準備
朝8時30分から
朝の挨拶と掃除開始
朝8時45分から9時10分まで
朝の朝礼
朝礼終了後11時
帰宅、移動してお客様の相談
約1時間30分をかけて
17時30分帰社
午前中の面談1件、
午後も良くて2件
合計3件、
お客様相談の1日が終了
17時30分から
今日も残業です
ヘトヘトで事務作業
1時間30分かけて20時帰宅
今日1日ご苦労様でした。
ぐったり
テレワーク導入後
朝4時30分
起床から彼の1日は始まる
朝8時30分
テレワーク出社
朝8時30分から
朝の挨拶と
自宅の掃除開始
朝8時45分から
9時10分まで朝の朝礼
体温とアルコール
チェッカー確認と
会社へ報告
朝礼終了後すぐ
お客様の待ち合わせ
場所へ移動
10時から午前中
余裕ある丁寧な
お客様との相談
午後から
余裕をもって
お客様の相談
17時
午前中の面談2件、
午後3件、合計5件
お客様相談の1日が終了
もう一息、マネージャーと
連携事務仕事
17時30分から
仕事は終わった!
プライベートは
大好きな野球観戦
テレワーク前
テレワーク後
テレワーク導入後の利点は?
11ネット・インシュアランス 芳地営業本部長に聞きました
芳地:一番の利点として時間が有効に使えるのが大きいです。
導入前までは三豊市から混むと約1時間30分もの時間をかけて通勤していました。
しかし導入後は週に2日しか出社していません。
記者:出社は週に2日だけですか?
芳地:疲れが溜まるような年齢になってきたのですが、
通勤時間による体力の消耗が減り、翌日も気持ちよく勤務ができるようになりました。
記者:体力の衰えを補えて気力もアップできますね。
芳地:時間に余裕ができ、お客様への訪問が増え、余裕を持って
お客様との相談や提案ができるようになりました。
記者:お客様ともより深い信頼関係を構築できますね。
芳地:また帰宅時間が早くなり、趣味などプライベートの時間が増えて充実した
1日が過ごせています。
記者:うらやましいですね。趣味など充実した人生を送れますね。
芳地:また高齢化してきた両親の介護問題にも安心して向き合うことができます。
自動車による移動時間が減ることにより
SDGsの目標13「気候変動に具体的な対策を」にもつながります。
記者:高齢化する日本社会の解決にもなりますね。
芳地さん1分インタビュー映像
まとめ
① 出勤移動時間がほぼ無くなった
② 時間に余裕ができた
③ お客様の訪問回数が増え、相談が多くなった
④ 年齢による体力の衰えに関係なく翌日も気持ちよく勤務できる
⑤ 帰宅時間が早くなり、プライベートが充実した
⑥ 会社が両親の介護問題に理解度が高いので心配がなくなった
⑦ SDGsの目標13「気候変動に具体的な対策を」に貢献できる